不動産投資をするときに注意すること。

大規模な金融緩和以降、

資産運用で個人投資家に人気になっているのが不動産投資です。
不動産投資は近年、金利が低下したことにより、

資産家では無くサラリーマンでも行うようになって来ました。
「不動産投資に成功した」という著書が多く出ていますが、

サラリーマンが行う不動産投資にはプロの視点で

注意しなければいけない点が沢山あります。

まず、『サラリーマンで貯金もないまま、10億円の資産を作った』

といった類の本を読んで不動産投資を行おうと思う人がいますが、

これらの類の本には資産のことについて書かれていても、

負債について全く書かれていません。
10億円のマンション・アパートを購入していても、

銀行から10億円借りているような状態では

それは不動産投資が上手いのではなく、借金をするのが上手いだけです。

家賃保証を行う、いわゆるサブリース契約によって

不動産を建てるという手法にも注意が必要です。
アパートをどんどん建て、家賃相場が崩れ、

サブリース契約の見直しが行われ、

当初の利回りが保証されないといったトラブルが多く見られています。
サブリース契約を結んだ不動産会社が倒産してしまうと、

契約自体が無効になるといったリスクも抱えています。

資産が無い状態の若者を、言葉巧みに不動産投資に引き込もうとする

悪質業者が存在する事にも注意が必要です。
銀行の融資に通すために、消費者金融でお金を借りて、

銀行口座の見た目の資産を増やすといった事も行われ、

近年問題になっています。

不動産投資は、土地を持っていて、銀行に頼らなくても資産が沢山あり、

サブリース契約を結ぶ必要が無い富裕層向けの投資手法です。
普通のサラリーマンで資産なしの状態から行うのは、

ローンを払えなくなるリスクが発生するので他の投資を行った方が無難でしょう。

また、もし不動産投資をすでにやっていて自分の資産を持っている人で、

下記に該当する人がいたら、別の資産の活用方法を探してみましょう。

・空室状態が続いている。

・建物が古くなっていて借りてが見つからない

・内装工事をしないといけないのに、費用が捻出できない。

実は資産の活用方法って『人に住んでもらう』方法だけんじゃないんです。

トランクルームや倉庫として貸し出す

なんて画期的な方法もあります。

複数の利用者との契約になるので空室のときのリスクも分散されるし、

設備などの初期投資が居住用に貸し出すよりも少額におさえられるという

メリットがあります。

知らなきゃとってももったいないし、

近年利用者も増えている分野なので、

一度検討してみて損はないかもしれません＾＾